「スコアは勝手に良くならない。執着してこそ良いスコアになる」
中部さんは試合であろうが、プライベートなラウンドであろうが、スタートしたら、最終の1打までベストを尽くした。
「一度でもいい加減なプレーをしたら、必ずしっぺ返しが来ると思っていました。それは決して間違ってはおらず、そうしたゴルフをしていくと、諦める癖がついてしまい、粘ることができなくなってしまうんです」
つまり、いくらやっても上達できないというわけだ。
「例えばパー4でティショットをチョロした。するともう、パーは無理と思う人ってたくさんいます。でも、諦めずに2打目で良い球を打ち、3打目でグリーンに乗せて1パットなんてことは多々あるわけです。それも3打目が乗らなくても4打目がチップインなんてこともある。ゴルフはそういうゲームなんです。だから諦めてはいけないわけです。『まだまだパーは取れる』と思ってプレーすること。私は常にそうしてきました。それが90切りであれば、ボギーであがれる可能性はもっともっとあります。最後の1打まで執着することが大事なんです」
中部さんは言う。
「スコアは勝手に良くなるわけではありません。自分が諦めずに粘ってプレーするからこそ良いスコアにできるんです。それをすぐに諦めたり、プレーを投げたりすれば、どんどんスコアが悪くなるのは当たり前です。大体において、そんなゴルフをしていたら、ゴルフが面白くも楽しくもなくなってしまうでしょう」
さらに中部さん。
「もちろん、ゴルフは楽しいことばかりではありませんよね。甘くないし、苦しいことが多いスポーツかもしれません。孤独なスポーツだとも言えますよね。しかし、だからこそ、目標が達成できたときの喜びはとても大きい。それだけに、その喜びを味わえるように頑張ることが大切なのです。それがゴルフをする醍醐味だと私は思います」
