YNGゴルフ研究会書斎のゴルフ(2022年1月11日UP)

スウィングとストロークの原理原則N0.2

クラブは丸く振る

 以前、YNGゴルフ研究会で日体大男子ゴルフ部監督の江原清浩プロからアプローチのレッスンを受けました。このレッスンを受けたある方が、その後半年の間にHCが2つ減って見事にシングル(HC8.9)になりました。

なぜそれほど急にスコアがよくなったのか尋ねすると「クラブを丸く振ることが分かったからだ」ということでした。

「今までアプローチでヘッドを真っすぐに出すものだと思っていたけれど、江原プロから『クラブは丸く振るもの』とアドバイスされ、それを実践したらアプローチがとてもスムースになり、ダフリのミスが嘘のようになくなった。そしてアイアンでも同じようにクラブを丸く振るようにしたらフックがドローかストレートになった。何よりスムースにスウィングできるようになった。インパクト付近でクラブはできるだけストレートに振るものだと思っていたが、それが不自然なことだとわかった」と言うのです。

 

江原プロは「クラブを丸く振る」ことを説いています。その理由は「体のメカニズムから、人間の関節は丸くしか動かないからだ」とアドバイスしています。あまりにシンプル過ぎてちょっと狐につままれた感じさえします。江原プロの詳しいレッスンは「書斎ゴルフ Vol.31」に掲載されています。

アマチュアはクラブ(ヘッド)を真っすぐに振ろうとしている人がたくさんいます。パターヘッドを(過度に)真っすぐに振ろうとするのが代表的な例です。アプローチやフルショットでもクラブヘッドを真っすぐに振る(出そうとする)こともよくある勘違いです。それが原因で、ドライバーで真っすぐな球を打とうとして右へのプッシュになることはよくあるミスです。

クラブヘッドを真っすぐに振ろうとするときのミス

・パターヘッドを(過度に)真っすぐに振ろうとすると手首・肘・肩の動きが体の構造上不自然

な動きになり、パターフェイスがスクウェアになりにくく、タッチもあいにくくなります

・アプローチでクラブヘッドを直線的に振ろうとすると、ダフリ・トップが増えます

・ドライバーでクラブヘッドを真っすぐに振ろうとすると、グリップだけが真っすぐにでて、クラブヘッドは開いて右へプッシュすることが多くなります

クラブは人間が振るものです。そして、人の関節は丸くしか動きません。クラブヘッドを直線に動かそうとすることは、人間にとって無理な動きになります。関節の自然な動きに従ってクラブヘッドを丸く振るとスムースなスウィング・ストロークになります。クラブヘッドを丸く振ることが自然な動きでスウィングの基本的な原理原則です。

丸く振るスウィングは骨格でイメージしやすい  藤田寛之はデンデン太鼓をイメージする

なぜ、クラブを真っすぐ振ろうとしたくなるか

多くの人はクラブヘッドを真っすぐに振ろうと意識します。江原プロのアプローチのレッスンを受けて半年でHC11から8.9になった方はアプローチの方向性をよくするためにクラブヘッドを長く真っすぐ振ろうとしていました。それをクラブヘッドは丸く振るというアドバイスで、すべてのショットが安定したと言います。つまりナイスアプローチをしようとしていたことがかえってミスの原因になっていたのです。

すべからくナイスショット・ナイスアプローチ・ナイスパットを打とうという意識がミスにつながるのではないでしょうか。ティーショットがナイスショットでフェアウェイど真ん中に飛んで残りはショートアイアンの距離というときに大ダフリしたという経験は誰にもあります。問題は、いかにスムースなスウィングをするかで、ナイスショットは結果でしかありません。

永久シードの倉本昌弘は「クラブヘッドを真っすぐに振るメリットはない」と語っています。(次回に続く)

YNGゴルフ研究会 書斎のゴルフSpirits 2022

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