YNGゴルフ研究会書斎のゴルフ(2022年1月17日UP)

スウィングとストロークの原理原則N0.3

円運動のポイントは中心の固定

 円運動が成り立つためには絶対的な条件があります。それは円の中心が固定していることです。中心が動いてしまうと円運動にはなりません。

ほとんどのアマチュアはスウィングの円運動の中心の意識が希薄です。中心を体のどこに意識するかは人それぞれです。頭、首の付け根などさまざまです。どこであってもその中心を維持することがスウィングでもっとも大切なポイントといえます。中心が固定していれば、手で持ったクラブと腕は黙っていても円運動になります。ところがほとんどのアマチュアはスウィングという円運動の中心を忘れて、いかに手と腕を速く振るかということばかりを意識しています。  

 昔から“頭を動かすな”という教えがあります。頭を固定しようとすると、バックスウィングでは頭は左に動き、ダウンスウィングでは頭が右に動くいわゆるギッコンバッタンスウィングになる人が多いようです。逆に、バックスウィングで頭を右に動かすと右腰が右にスウェイし、ダウンスウィングでは頭が左に動き、腰が左にスウェイする突っ込みスイングになることも多いです(図)。

 どちらにしても多くの人はバックスウィングや切り返しから頭が左に流れます。いわゆるギッコンバッタンスウィングや突っ込みスウィングです。このときに頭だけが左に流れるということはなく、上体も引きずられて左に流れます。頭は背骨(頸椎・胸椎・腰椎)につながっていて、背骨(上体)も頭につられて左に流れてしまいます。こうなると円運動は崩れてしまいます。

スウィングプレーンの向きが狙った方向(左方向)に動いてしまい、アウトサイドインの軌道になり、スライスやヒッカケのミスになります。

 もう一つのミスは、インパクトがダウンブローになって球が上がらなくなります。その結果、右手のしゃくり打ちでダフリになります。ミスの原因の多くは頭と上体の左流れです。

 トラックマンで計測すると、アマチュアのドライバーのスウィングはアウトサイドインのクラブパスで、入射角がダウンブローになっています。結果ダイナミックロフトが減ってスピン量が増えて飛ばずに曲がるショットになっています。

頭を動かすなというのは正しいのですが、頭を動かさないようにすると、多くの人は目と顔を動かさないという勘違いをしてしまうようです。これは頭を顔(目)と勘違いするためです。

そこで例えばバックスウィングで「頭(または顔)を右に動かすようにしてみてください」とアドバイスすると「えー、こんなに頭(顔)を動かしていいの」と言われます。しかし、現実は頭(顔)を右に動かすようにすると頭(後頭部)は動いていないのです。これは動画で見るとよくわかります。

円の中心を後頭部のあたり、上体の軸を背骨あたりという感じで意識すると、頭が動かないスウィングに近づきます。円の中心は簡単に考えると頭ですが、頭といっても顔か後頭部かの意識の違いで感覚は全く違ったものになります。頭(頭蓋骨・後頭部)は首と背中(軸≒頸椎・胸椎・腰椎)とつながっているために、スウィングは単純に後頭部が中心の円運動、脊椎(背骨)を中心軸とする回転運動というふうに考えるべきではないでしょうか。

2018・19年賞金王 今平周吾のスウィング

・・・次回に続く

YNGゴルフ研究会 書斎のゴルフSpirits 2022

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