YNGゴルフ研究会書斎のゴルフ(2022年3月7日UP)

スウィングのチェックポイントは二つ 右腰のスウェイと頭の左流れ その3

切り返しからのステイ・ビハインド・ザ・ボール

マスターズチャンピオンのベン・クレンショウ、全米OPチャンピオンのトム・カイトの先生ハーヴィー・ペニックは「偉大なプレーヤーたちは皆、インパクトの前か最中に少しだけ頭を後ろに動かします。しかし、前には決して動かしません。ホームラン打者も同じです。ハンク・アーロンがスコアボード越しの大アーチを描くのを見て、人々は『よくボールの後ろに頭が残っていた』と言います。ゴルファーもボールの後ろに頭が残っているステイ・ビハインド・ザ・ボールを心掛けなければいけません」と語っています。

ステイ・ビハインド・ザ・ボールにならずに頭と上体が左に流れた(突っ込んだ)スウィンングは

 ・ティーアップしているボールでもダウンブローになる

 ・そのため、ボールは上がらない

 ・頭とボールの距離が縮まる(円の半径が短くなる)ためにフォローが小さくなる(左ひじが曲がる)

 ・肩が開いてカット打ちになる(スライス、ヒッカケまたはプッシュアウトになる)

 

 ステイ・ビハインド・ザ・ボールの最大のポイントは「頭は、前は決して、左にも動かしません」です。練習場でもコースでもステイ・ビハインド・ザ・ボールのゴルファーはほんの一握りしかいません。球が低い、ヒッカケ、スライスまたはプッシュアウトの人はほぼステイ・ビハインド・ザ・ボールができていません。

 アマチュアは“振り遅れ”をアドバイスされることがあります。その修正法として、クラブを速く振る、右手を返すことをやります。しかし、頭と上体が左に流れていては、手や腕で何をやってもクラブヘッドはスクウェアに戻りません。アマチュアの“振り遅れ”は、ほとんどが頭と上体が左に流れた(突っ込んだ)結果です。意識すべきは手や腕ではなくステイ・ビハインド・ザ・ボールではないでしょうか。

ドラコンチャンピオン 安楽拓也の教え

 ドラコンチャンピオンの安楽拓也はU-tubeで次のようなアドバイスしています。

〇ドライバーのアドレスのときに、ドライバーヘッドをティーアップしたボールからヘッド1個分くら

い右に離して構える

〇トップでしっかり右脚に荷重する

  そのために、バックスウィングで左脚を右脚に寄せて、切り返しで左脚を踏み込むステップ打ち(い 

  わゆる一本足打法)もアドバイスしています。

 

 ドライバーヘッドをボールから離して構えると、頭と上体はいつもより右寄りになります。そのときはいつもより右脚荷重になります。

 バックスウィングで左脚を右脚に寄せて、切り返しで左脚を踏み込むステップ打ち(一本足打法、ただし、頭はボールの後ろ)はバックスウィングでしっかり右脚を踏み込んで荷重することになります。そのときに切り返しから頭を押さえ「頭が左に流れないように」とアドバイスしています。

 アドバイスされた人は「えー、ボールにあたらない感じがする」とか「これじゃ、打てない」とか言っています。しかし、その結果ショットは想像以上に高く、真っすぐ、飛ぶボールになります。すると「えー、ウソみたい」「魔法だ」という感想です。つまりこれぞステイ・ビハインド・ザ・ボールそのものなのです。

以前、実際に安楽拓也プロのレッスンを受けたことがあります。そのときも同じことを言われました。もともとステイ・ビハインド・ザ・ボールを意識していましたが、腕に力が入りすぎることを指摘されました。「手や腕に力が入ると上体が固まって、下半身の動きがとまり、切り返しで左へ突っ込む原因になる」ということを指摘されました。安楽プロのアドバイスを意識すると、なによりスイングがとてもスムースになり高く真っすぐ飛ぶようになりました。ステイ・ビハインド・ザ・ボールの意識がまだまだ足りなかったようです。

(・・・次回に続く)

文●柳生田幹久(書斎のゴルフWEBスタッフ)

YNGゴルフ研究会 書斎のゴルフSpirits 2022

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