YNGゴルフ研究会書斎のゴルフ(2022年3月21日UP)

ミスを減らすゴルフ その1 

ミスはあたりまえ

スコアはパーとミスとラッキー・アンラッキーでできている 

スコア=パー+ミス-ラッキー+アンラッキー となります。アマチュアのスコアはパーの上にミスが加わります。ペナルティーのように単純に+1となる場合と小さなミスが積み重なって+1になる場合があります。スコア100=パー72+ミス28、スコア90=パー72+ミス18、スコア80=パー72+ミス8になります。HCがある以上、必ずミスがあることは当然なことになります。HC0やプラスHCのゴルファーでもミスします。しかし、そのミスをリカバリー、スーパーショットとラッキー、アンラッキーで結果としてスコアが72以下になります。

たまたまラッキーがあるとスコアは減り、アンラッキーならスコアは増えます。ただし、ラッキー・アンラッキーは神様の匙加減でどうすることもできません。スコア90なら(パー+1ミス=ボギー)×18ホールです。これを実力以上に飛ばす、乗せる、寄せる、入れるというスーパーショットでスコアを縮めようとしても、結局(パー〈スーパーショットを含む〉+1ミス=ボギー)×18ホール=90 となりスコアは変わりません。スーパーショットはあくまでも1ショットであり、ミスをなくすことはできません。スコアアップの原則はあくまでミスを減らすことです。チップインやスーパーパットはあくまでラッキーでしかありません。

スーパーショットを打ちたいと思うのは、自分の実力以上のショットを打とうとするからです。金谷拓実は2021シーズン、平均ストローク1位(69.7)、パーキープ率1位(89.3)、国内賞金ランキングは2位(1億1900万円)でした。つまり日本で一番うまい、一番ボギーを打たないゴルファーです。

その金谷拓実は自分のゲームについて、次のように語っています。

〇クラブはやさしいクラブで、自分で操作するのではなくショットはクラブに任せる

〇周りから構えたらすぐに打つと言われるが、自分では意識していない

〇難しいことはしない。できることだけやる

〇スウィングではテンポ・リズムに気を付ける(緊張したときに速くならないようにする、歩

くときも速くならないように気を付ける、話し方もゆっくり話すように気を付ける)

これに比べてアマチュアは

 〇クラブは飛距離がでるクラブを使う

 〇構えてからごちゃごちゃ考える

 〇飛ばす、乗せる、寄せる、入れるために(自分ができない)難しいことにチャレンジする

 〇テンポ・リズムがバラバラ

 です。一番ミスしない金谷拓実とアマチュアは真逆のゴルフをやっているのです。

 アマチュアはミスをするゴルフ、プロはミスしないゴルフをやっていると言えます。アマチュアはプロ以上にミスしないことを考える必要があります。上達するためには、ナイススウィングやナイスショットではなく、いかにミスを減らすことができるかを一番に考えることです。

 練習場は、フルスウィングに余念のない人ばかりです。ドライバーをミスしたときのアイアンのハーフスウィング、アイアンをミスしたときのアプローチという考え方がないのです。ドライバーはいつもフェアウェイ、アイアンはいつもグリーンヒットと考えているのでしょうか。つまりミスのないゴルフをイメージしているのです。一方、上手な人やプロは練習のほとんどをハーフショット、アプローチとパットに費やします。上手な人ほどミスを受け入れ、下手な人ほどミスを理解していないのではないでしょうか。

「心が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる」と19世紀半ばのアメリカの心理学者、ウィリアム・ジェイムスは語っています。ゴルフでは「考え方が変われば練習が変わる。練習が変わればプレーが変わる。プレーが変わればスコアが変わる。スコアが変わればHCが変わる」と言えるのではないでしょうか。BクラスからAクラスへ、アベレージからシングルへの道程は考え方を変えることがスタートです。

(・・・次回に続く)

文●柳生田幹久(書斎のゴルフWEBスタッフ)

YNGゴルフ研究会 書斎のゴルフSpirits 2022

PAGE TOP