YNGゴルフ研究会書斎のゴルフ(2022年5月9日UP)

ゴルフの方程式を解くカギ

スウィングの項だけではゴルフの方程式は解けない

アマチュアは、スコアはスウィングでつくられると勘違いしています。しかもそれを手や腕の使い方で解決しようとします。それではいつまで経ってもスウィングの項は解けません。スウィングの項は、ゴルフの方程式の第3項です。

スウィング=セットアップ(スタンス・アドレス・ボールの位置)×グリップ×下半身リード

の体幹の捻転と解放運動

スイングは上記の方程式でできています。手や腕の動かし方は方程式に出てきません。手や腕の使い方は、グリップと下半身リードの体幹の捻転運動と解放運動のほんの一部でしかありません。料理で言えば、隠し味のようなものかもしれません。

 アマチュア同士がアドバイスすると、手と腕の使い方ばかりを指摘します。それには理由があります。人間は生まれたときから、手と腕の使い方をしつけられます。幼児はスプーンの持ち方、箸の使い方、服の着方、鉛筆の使い方など、生活のすべてにわたって手と腕の使い方ばかりを教えられます。上手くできれば褒められ、上手くいかないと注意され続けられます。

学校では、ほとんどの時間を机に座って本とノートと鉛筆を使うことばかりです。最近ではパソコンのキーボードも使います。それ以外ではスマホで指ばかり使う生活です。

会社では、机でのパソコン作業とミーティングがほとんどです。あとはやはりスマホで指を使う生活です。昔で言えば、読み書き算盤は手の使い方の訓練です。普通の人は、それほど指と手と腕の使い方に集中して生きているのが現実です。

 人間の移動は歩くことが基本です。しかし、現在は移動の多くの時間は電車、バス、車に乗って、歩くことはほとんどありません。駅でもビルでも、エレベーターやエスカレーターを使って、階段を使うことも少なくなりました。

 そうした普通の人が非日常のスウィングの方程式を解くことはとても大変なことになります。まして普段使わない足腰(下半身)と胴体の捻転運動は簡単にできるはずがありません。それができるためには訓練(練習)しかありません。結局方程式を解くためには、しっかりしたレッスンプロの指導を受けて練習することが一番の近道になります。

スウィングする前の準備

 スウィングはクラブを振る運動です。運動をするためには、事前の準備が必要です。

その第一は、動ける体がなければ運動ができないということです。PGAツアーに参加したばかりの松山英樹は「動けるデブになりたい」と語っていました。PGAツアーに参加して厳しいトレーニングを重ね。この10年間で体重を15㎏以上増やしています。

 第二は身体能力に合ったクラブとセッティングです。松山英樹は、かなり頻繁にアイアン以外のクラブを換えています。能力と感覚に合ったクラブとセッティングはゴルフの基本中の基本です。

 それらがそろって、はじめてスウィングという運動になります。スムースなスウィングをするためには、セットアップ(スタンス・アドレス・ボールの位置)とグリップが必要です。こうした準備をしてからようやくスウィング(下半身リードの体幹の捻転と解放運動)という順番になるのです。さらに実際のラウンドとなると、コースマネジメントにエチケット・ルールも重要なポイントになります。

 多くのアマチュアが考えている ゴルフ(スコア)=スウィング=手と腕の動かし方 という単純な計算式は成り立ちません。ゴルフの方程式を解くカギは、スウィングの項ではなく、ましてやほんの一部の要素でしかない手や腕の使い方ではありません。それ以前のもっと大事なこと

から考える必要があるのです。

(・・・次回に続く)

文●柳生田幹久(書斎のゴルフWEBスタッフ)

YNGゴルフ研究会 書斎のゴルフSpirits 2022

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