YNGゴルフ研究会書斎のゴルフ(2022年5月16日UP)

ゴルフの方程式を解く 第1項 

からだとメンタルの項を解くPart1

体の解

スムースなスウィングは動く体がなければ打てません。昔はゴルファーのトレーニング法が解明されておらず、間違ったトレーニングで失敗した選手が何人もいました。ゴルフで動かない体はすでにミスショットのはじまりです。現在はプロをはじめ、上級者はパーソナルトレーナーの指導を受けてしっかりとした科学的なトレーニングに取り組んでいます。ゴルフの科学者ブライソン・デシャンボーは、肉体改造によってPGAツアーN0.1の飛ばし屋に変身しました。練習場でもコースでもウォームアップをせずクールダウンもしなければ、スムースなスウィングはできず、望むようなショットは打てません。そしてなにより怪我の心配もあります。

あるゴルフトレーナーが次のように言っています。

「そもそもゴルフのスイングは、アドレスで上体を傾けて、右に捻ってから左に捻ってボールを打ちます。それもずっと同じ方向に回しているので、同じ筋肉ばかりを使っていることになります。

そうすると右利きの場合は、結果的に右側の全体の筋肉が伸びて左側が縮むので、バランスが崩れ、骨盤や背骨が歪み、腰痛の原因を引き起こすことになります。

体の負担が少ないスイングとはまず、力まないこと。力が入ると筋肉が収縮し体が固くなります。

そうなると可動域が狭まり、捻転は浅くなり、スイングが小さくなり、飛ばなくなります。するとますます力んで悪循環に陥ります。いろいろなスイングタイプの人がいます、どれが良い悪いとは言いません。人それぞれスムースに体が動く動作の仕方がありますから。でも共通なことは力まないことです

そのためには、日頃のストレッチとトレーニング、ウォームアップとクールダウンがスムースなスウィングにとって不可欠であると言えます。なかでもゴルフのほとんどの時間は歩くことです。日頃から良い姿勢で早歩きを心掛ける必要があります。

中部銀次郎は「背筋を伸ばして一定のリズムで歩くとアドレスの姿勢がよくなり、リズムが安定する」「ラジオ(TV)体操をするだけでスウィングがよくなる」とアドバイスしています。

腰痛、ゴルフ肘、脚がつるといった状態ではいいプレーはできません。ゴルフの方程式を解く第1項は、動ける体です。おすすめは早歩きのウォーキングとラジオ(TV)体操です。

日常的トレーニング

歩くこと(ウォーキング)

正しいフォーム;背筋を伸ばし、骨盤をたてた正しいフォームで歩く

適切な速さ・距離・頻度;無理しない早歩きで適度な距離・時間・頻度で行う

水分補給をしっかりとる;歩く前と終わった後で意識的にコップ1杯の水を飲む

By DESCENT

ラジオ(TV)体操 放送時間が合わない方にはDVDも販売されています。

練習前とラウンド前後のトレーニング

練習とラウンドの前後のウォームアップとクールダウンは必須です。特に肩甲骨・股関節・手首・足首・腰の裏側(背中・お尻・脚の裏側(ハムストリング)のストレッチは必須です。 

練習・ラウンド前後のクラブ2本素振り

練習・ラウンド前は下半身と体幹の捻転をスムースに行い、手や腕を使わない準備を意識する。練習・ラウンド後は逆方向への素振りでクールダウンする。

藤田寛之 クラブ2本持った逆素振り

 練習場でこんな光景を見かけることはあまりありません。

20世紀最高のプレーヤー、ジャック・ニクラスはスタートまで時間がないときは、ボールを打つのではなく素振りをすることを勧めていました。アマチュアはスウィングを手と腕の動きに意識が行きますが、プロや上級者は体を動かすことを意識しているのです。飛距離もスコアも動ける体が基本です。

(・・・次回に続く)

文●柳生田幹久(書斎のゴルフWEBスタッフ)

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