飛ばしの思考其の6(2022年5月16日UP)

「飛ぶと言われる新しいドライバーに替えれば

確かに飛ぶだろうが、自己満足でしかありえない」

 どこのクラブメーカーでも、新しいドライバーが出ると、「これまで以上に飛ぶ」がキーワードになっている。これは昔から同じである。それほどまでに一般ゴルファーは一様に「飛距離」に魅力を感じているわけだ。

 中部さんは言う。

中部銀次郎

「ドライバーの素材がパーシモンの頃はそれほど飛ぶと言っても高が知れていました。だから技術を磨かなければ飛ぶようにはならなかった。ところが素材がメタルからチタンに変わってくると、確かにパーシモンの頃より飛ぶし、ヘッドが大きくなるから芯も広がって飛ぶようになったことは間違いない。とはいえ、毎回新しくなるに従って20ヤードも30ヤードも飛距離がアップしたら、今や私だって350ヤードや400ヤードも飛ばしてないとおかしいでしょう。でも、そんなことはまったくない。10年経っても10ヤードがいいところでしょう。だから、新しいドライバーが出るたびに買い換えるというのはいかがなものかと」

 確かに言われてみればその通りだ。

「私のゴルフ仲間もそういう人が実に多い。何ともほほえましいが、先程言ったようなわけで、新しいクラブの情報を仕入れる時間があるのなら、その時間を練習にあててみてはいかがでしょうか。練習してスイングを良くして、ミート率を上げれば、今よりも飛ぶことは間違いがない。曲がりを減らして真っ直ぐ飛ぶようにすれば、それだけでも飛距離はアップする。そのほうがスコアは確実に良くなる。なぜなら、新しいドライバーに替えれば、テクノロジーが進化しているのだから、確かに飛ぶようにはなるかもしれないが、やはりスイングが悪ければショットは曲がるし、芯が広くなってもミート率は大して良くはならないからです」

 飛ぶドライバーは飛ぶかもしれないが、スイング悪ければ、スコアには直結しないことは同じなのだ。

「さらに時間があれば、少し走ったりして、足腰を鍛えることです。お金を使わずに飛距離が伸びますからね」

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