YNGゴルフ研究会書斎のゴルフ(2022年8月29日UP)

エージシュートがでる心得 その5 

エージシュートがでるショット

エージシュートがでるショット=マネジメントとスウィングについて

エージシュートの大前提は、体とクラブです。その次はエージシュートに繋がるショットです。ショットはコースマネジメントとスウィングの結果です。引き続き湯田さんにエージシュートがでるショット、マネジメントとスウィングについてお伺いしました。

エージシュートがでるマネジメント

●エージシュートがでる考え方というものがあるのかないのか分かりませんが、やはり、そつのないプレーをしなければエージシュートは望めないと思います。そのあたりの考え方について、どのように意識されているのでしょうか。

湯田 エージシュートというよりスコアに対する考え方があると思います。その結果が良ければエージシュートに繋がります。

例えばスコア78が目標なら6回ボギーが打てると考えます。そう考えると自然にコースの攻め方が決まってくると思います。全ホールをパーではなくて、決してダボは打たないこと、そのためにはOBや池には打ってはいけないし、次打でスウィングできない状況や難しい状況になるようなところへは打たないことです。

●スコアメイクのためには決してダボは打たない、ボギーは許容の範囲内であればいいということですが、具体的にはどういうことでしょうか。

湯田 私は大宮GCと鴻巣CCがホームコースです。大宮GCは、距離はそれほど長くはないのですが、グリーンが小さいためにパーオン率は10〜20%くらいです。パーオン率が少ないと必然的にアプローチとパットが大事になります。難しいアプローチだと1パットのパーはとれません。やさしいアプローチでやさしいパットを残すことでパーがとれます。それがスコアメイクのカギになります。

逆に鴻巣CCは、距離が長く、グリーンは大きくパーオン率はよくなります。そうは言っても長いパットや難しいパットが残っては3パットの危険があるわけです。

いくらパーオン率がいいといっても70%ということはありません。パーオン率が50%としても、残り50%はアプローチでしのぐ必要があります。

埼玉県の研修会でもパーオンするのはよくて7ホールくらいですから50%はなかなかできません。いずれにしてもパーオンしたときは2パットでパーをとる、パーオンしないときは50%以上の確率でアプローチを寄せて1パットでしのぐ必要があります。

●そのために具体的にスウィングやショットではどんなことを意識されているのでし

ょうか。それとスコアづくりのカギとなるアプローチはどんなことを心がけているのでしょうか。

湯田 まずスウィングの考え方は背骨を中心にした回転を意識しています。ドライバ

ーは左へのヒッカケがでないように注意しています。セカンドショットが難しいところへ打つと次打が難しくなります。そうするとやさしいアプローチが打てるところへボールを運べません。左へのヒッカケを防ぐためにフェアウェイウッドのライ角は少しフラットなものにしています。

アプローチは主に54°と58°を使います。アプローチはランニング、ピッチアンドラン、ピッチショットですが、いずれも得意にしています。

バンカー越えのアプローチは普通なら58°を使う人が多いと思いますが、下手をすると飛ばずにバンカーに入るというミスに繋がりやすいために54°を使います。その方がミスは大幅に減ります。私はバンカーショットが苦手なので、極力バンカーを避けるようにしています。アプローチの秘訣は、得意なクラブをつくることでしょうか。

エージシュートがでる練習について

●ショットはヒッカケがでないこととやさしいアプローチが大事だということですが、どんな練習をされているのでしょうか。

湯田 普段の練習は150球です。私の行っている練習場はメンバーだと1000円で150球です。それで150球を打ちます。ドライバーは20球くらいでしょうか。ドライバーをたくさん打つと次の日にこたえます。すべてのクラブをまんべんなく練習します。練習の最後は9Iで仕上げます。練習場以外を含めるとアプローチとパットを一番練習するのではないかと思います。

実際のラウンドのときは、朝の練習場での打球練習はやりません。球数に制限があり練習場も大きかったり小さかったりして感覚が変わってしまいます。

グリーンの状態とパットの感覚だけはしっかり確認しておきたいので、練習はパットだけやります。

ラウンド前の練習はからだをほぐすあるいはリズムを整える感じでいいのではないでしょうか。

(・・・次回に続く) 文●柳生田幹久(書斎のゴルフWEBスタッフ)

YNGゴルフ研究会 書斎のゴルフSpirits 2022

PAGE TOP