YNGゴルフ研究会書斎のゴルフ(2022年9月12日UP)

いいゴルフの基本 体 その1 

動ける体がゴルフの基本

動ける体があるからいいゴルフができる

 体が悪いとゴルフはできません。ゴルフをするには動ける体が大前提です。そんなことは当たり前だと言いますが、練習場ではウォームアップをしない、クールダウンもしないゴルファーがほとんどです。それではいいゴルフはできずにレベルアップもできません。動かない体はボールを打つ前にすでにミスしていることになります。

動ける体はあらゆるスポーツの基本中の基本です。ゴルフで、体が基本ということには二つの意味があります。第一に、スウィングは体の自然な動きが基本になります。第二は、体が正常に動かなければ無理をした動きになってしまいます。

ところが多くのゴルファーにはこの基本の意識がありません。体のことを考えずにスポーツで上達しようというのは基本中の基本が間違っています。もしゴルフが上手くなりたいのであれば、動ける体が絶対条件になります。

動ける体は、第一に怪我をしないこと、第二は体が正常に機能すること、第三はさらなるレベルアップのために体の機能をアップすることです。

ゴルフではトレーニングよりテクニックが必要だと言われていたのは大昔のはなしです。昔はたしかにトレーニングをやりすぎて選手生命を縮めたプロもいました。それはまだ体やトレーニングの方法が科学的に解明されていなかったからです。しかし、現在はジュニアからシニアに至るまでトレーニングしない選手は皆無です。

タイガー・ウッズは度重なる怪我で何回も手術を受けています。もし彼が怪我をしなかったら今頃はジャック・ニクラス以上のメジャー優勝(18回)を果たしていたかもしれません。ブライソン・デシャンボーは2020年に肉体改造を行い、ドライバーの飛距離を30Y伸ばし、その年の全米オープンでは2位に6打差をつけて優勝しています。現在のクラブとボールは強い身体能力を要求しているのです。アマチュアでもレベルの高いゴルファーは必ずと言っていいほど体のケアやトレーニングを行っています。

 ゴルフの基本は動ける体です。新型コロナウイルスの影響でTVやYou-tubeでは多くのストレッチやトレーニングが紹介されました。今はすこし落ち着いたようです。この間にトレーニング器具などを購入した方も多いのではないでしょうか。しかし凡人の性で三日坊主になってしまったということもしばしばです。なかには三時間坊主などという人もいます。もう一度ゴルフにおける基本、体についてきちんと考えてみたいと思います。

(・・・次回に続く)

文●柳生田幹久(書斎のゴルフWEBスタッフ)

YNGゴルフ研究会 書斎のゴルフSpirits 2022

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