YNGゴルフ研究会書斎のゴルフ(2022年11月14日)

体が動けばいいゴルフができる その3 

体の歪みを知る

 正しい姿勢で起立ができる人はトレーニングを受けた人だけです。普通の人が起立の姿勢をしても真っすぐに立つことはできません。中部銀次郎が言うとおり、真っすぐに立つことは実はとても難しいことなのです。

 真っすぐに立てない原因は、主に背骨(脊椎)の歪みと骨盤の歪みです。この歪みは前後左右に歪んでいます。                     

 真っすぐに立とうとしても、人間の体はもともと内臓が前後左右非対称に配置されているため

に真っすぐには立てません。また生活する環境によって骨格や筋肉がアンバランスになります。

人間には右利き、左利きという具合に、手と足の機能も能力も左右アンバランスです。 

右利きでも左利きでも誰であっても、ゴルフスウィングは股関節と胸椎の回旋によって行われます。上の図を見るまでもなく歪んだ骨盤と胸椎ではスムースな回旋ができないことがわかります。それではボールを真っすぐに遠くへ飛ばすことはできません。スクウェアなアドレスとスムースなスウィングのためには、胸椎を含む脊椎が自然に湾曲した状態で骨盤が前後左右に正対していることが必要になります。まずは自分の体の歪みを知ることがスタートになります。

 中部銀次郎が言うとおり、真っすぐ立つことはとても難しいというのは人間本来の特徴です。しかしゴルフではアドレスもスウィングも歪みのない良い姿勢が基本です。そのためには、まずは動ける体、言い換えるならば、歪みのない骨盤と脊椎にすることがスタートになります。HSをアップする、真っすぐに飛ばすテクニックより、まずは歪みの少ない骨盤と脊椎で良い姿勢を作ることを意識してみてはいかがでしょうか。それだけでも上達することは間違いありません。

                                 

(・・・次回に続く)

文●柳生田幹久(書斎のゴルフWEBスタッフ)

YNGゴルフ研究会 書斎のゴルフSpirits 2022

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