YNGゴルフ研究会書斎のゴルフ(2022年11月21日)

体が動けば良いゴルフができる その4 

良い姿勢をつくる

骨盤と脊椎の歪み正す

 ゴルフは動ける体が基本です。動ける体とは良いアドレスができて、スムースな良いスウィングができることです。動ける体があれば、それだけで良いゴルフができると言っても過言ではありません。

ゴルフのスウィングは股関節と胸椎の回旋です。従って良いスウィングをするためには、左右の股関節と胸椎がスムースに回旋しなければいけません。左右の股関節と胸椎がスムースに回旋するためには、骨盤と脊椎の歪みを正すことがスタートになります。 

骨盤と脊椎の歪みを正すためには、日々ストレッチやトレーニングを行うことやマッサージなどを受けることなどが必要です。日頃から姿勢を良くする、柔軟性を高める、筋力をアップする、疲れを残さないというように、動ける体づくりに努めていると、安定した良いゴルフができます。しかし、アマチュアは日々そうしたことが十分にできません。

 以前、このNewsで紹介したエージシューターの山田隆三さんは、毎日1時間半の早歩きの散歩を日課にしています。同じくエージシュート29回という湯田勝雄さんは、普段から姿勢が良く、週2、3日5000歩のウォーキングをやっています。また、普段の生活のなかでプロに指摘された肩甲骨と股関節のストレッチをやっています。

 理学療法士の濱田勇志さんは、練習前やラウンド前に10分間の動的ストレッチのウォームアップを行うようにアドバイスしています。また一人で体のケアをするときは静的ストレッチとフォームローラーによるケアをアドバイスしています。日常的なストレッチについてもいくつかアドバイスしていただきました。

 中には週に何日かジムに通ったり、他のスポーツを行っているゴルファーもいるでしょう。しかし、何もしないで練習場で球を打つだけという人が圧倒的に多いのではないでしょうか。それが証拠に練習場ではウォームアップやクールダウンをやっている人を見かけることはほとんどありません。見かけても、あまり効果のないウォームアップをやっている人が多いのが現実です。

歪んだアドレスからはスムースなスウィングはできない

スムースなスウィングができないと手と腕を使ったスウィングにならざるを得ない

スウィングの基礎はアドレス(ポスチャー)で決まる。アドレスの基礎は真っすぐ立つこと

このアドレスからスムースな左右の股関節と胸椎の回旋が可能になる

 動ける体をつくるためには、やはりストレッチとトレーニングに励むことです。しかし、それより前にやらなければいけないことがあります。それは良い姿勢を意識してつくることです。中部銀次郎が言うとおり「歩く速度や姿勢を軽視しない」ことが一番のポイントのようです。すなわち歩きながらストレッチとトレーニングをすると考えてみてはいかがでしょうか。言うは易く、行うは難しでしょうか。              

(・・・次回に続く)

文●柳生田幹久(書斎のゴルフWEBスタッフ)

YNGゴルフ研究会 書斎のゴルフSpirits 2022

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