YNGゴルフ研究会書斎のゴルフ(2022年12月19日)

体が動けばいいゴルフができる その8 

スウィングは骨の動きが基本

スウィングは骨を動かすこと

 多くのゴルファーは良いスコアのゴルフを望んでいます。良いスコアを出すためには、良いショットを打つこと、良いショットを打つためには良いスウィングをすること、良いスウィングのためには良いセットアップとグリップが必要です。良いショットとはミスが極小になるショットです。

〇良いスウィング

〇良いセットアップといいグリップ

良いスウィングとは体の回転がスムースに行えるものです。そのためには良いセットアップと良いグリップが条件になります。そして、良いセットアップの条件とは真っすぐに立つことであり、良いグリップの条件とは手や腕に力が入らずに指でしっかりクラブのグリップをホールドできることです。

アマチュアはセットアップやグリップを入念にチェックすることなく、良いスウィングのための前提条件ができていません。そのためスムースなスウィングができずに、いつも手や腕の使い方ばかりを気にするスウィングを繰り返します。そうしたではスウィングでもっとも大事な再現性が低くなります。

 

良いセットアップとグリップのつくりかた

 体は自然の状態では歪んでいます。これは内臓の配置が前後左右で非対称になっているために仕方のないことです。それと同時にもちろん手も歪んでいます。利き手がある以上、これも仕方のないことです。体が歪むとは骨格が歪んでいることです。骨格が歪んでいれば関節はスムースに動きません。そのために骨格の歪みは極力なくすことが求められます。それがストレッチであり、トレーニングです。トレーニングは単に筋力アップということではなく、体と筋力のバランスをつくることです。

〇体の歪み=骨格の歪み 

〇体の歪み(骨格の歪み)の調整=ストレッチ、トレーニング

倉本昌弘に学ぶスウィングの本質

 ツアー30勝を挙げた永久シード権保持者の倉本昌弘は、スウィングについて合理的な考え方を示しています。

〇まずは真っすぐに立つことからはじめる・・・いいセットアップをつくる基礎

〇背筋を伸ばして体をスムースに回す・・・胸椎をスムースに回旋するための条件

〇自分に合った自然体のグリップを見つける・・・グリップは個人差がある

〇ワッグルで力みをとってバックスウィングする・・・セットアップが歪んでいるとグリップ

に力を入れてクラブを操作する必要が

ある

〇股関節、ひざ、足首を使って上体を回す・・・スウィングの回転の大部分は股関節の回旋。

股関節は脚の動きでつくられる

〇ダウンスウィングは何もしない・・・コック、タメ、ローテーションはしない

〇体の回転を止めずにフォロー・・・最後まで体を回転する

〇無駄な力が入らなければ、大きなフォローになる・・・スウィングに力みは不要

〇意識はクラブを持って体を回すだけ・・・手や腕のテクニックを使わないスウィング

 倉本昌弘はスウィングで手や腕の使い方は何もアドバイスしていません。むしろ何もしないことを語っています。倉本昌弘のスウィングの考え方には骨格を動かす意識が語られているのではないでしょうか。

文●柳生田幹久(書斎のゴルフWEBスタッフ)

YNGゴルフ研究会 書斎のゴルフSpirits 2022

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