百打一郎と申します! 第2ステージ第6回 

『ゲーム開始』

 このコースには練習場はなく、2面のパッティンググリーンだけで、グリーン上では多くのプレーヤーがパットの練習をしていました。私もストレッチを終えてパットの練習を始めようとしました。

 正治さんは私を呼び止めて、「ゴルフは複雑で、ゲーム性、作戦、テクニックなど、いろいろなことを習得していかなければならない。ただ飛ばすだけの練習をしてもスコアは作れない。このラウンドは今後のスコアアップについての大きな目標づくりになるよ」と言いました。

 パットの練習について正治さんは 「①下りのラインをゆっくりとしたストロークで練習すること。②30cmをカップインさせる練習すること」の2点を指示しました。

 アプローチやパットは距離感を出すデリケートなタッチが求められます。初心者はカップインしょうとして、強めにヒットしがちです。

 よく言われる「ネバーアップ、ネバーイン」は上級者がバーディやパーを求めるときの言葉なのです。

 まず、カップまでの3分の2を打つ練習をします。このドリルには①で行うのがベターです。結果として2パット、時には1パットの可能性が生まれます。カップを狙った強いパットは3パットになりがちです。

 そして②の30cmのパットを必ず入れることができれば、2m、3mのパットも入れる確率が増えてきます。

 パターはこの2つの練習で得た基本を守ってプレーを続ければ、ストロークの40%はパット数になるので、実戦を通じて上手くなるとのことです。

 また、正治さんは自分が考案した「玉突きドリル」を教えてくれました。

 「玉突きドリル」とは次のようなものです。

 ボールを2個用意して50cm離して置きます。こうして1つのボールを、もう1つのボールに当たるようにパッティングするのです。まるで玉突きのように行うので「玉突きドリル」と正治さんは名付けました。

 ボールを当てる時に、ボールの芯と芯が当たるように打ちます。そうするとボールは当たった後で真っ直ぐに転がります。右や左に転がらないように、しっかり狙いを定めて打つようにします。

 上手く当たるようになれば、2つのボールの距離を離していきます。1m、1.5mと離してもしっかり真っ直ぐに転がして当てるようにします。この「玉突きドリル」は家でも練習が可能です。

玉突きドリル

 パットの練習が終わりいよいよスタートです。1番ホールは341ヤードのパー4です。

 先日のショートコースの風景とはまったく異なり、グリーンが凄く遠くに感じられました。ショートコースではグリーンが目印になりましたが、狙いが定まりませんでした。

 ボールを左に引っ掛けることなど忘れてしまい、力が入りいきなりシャンクショットになりました。

 車中での正治さんの「練習場では、スイングやショットの練習をするが、コースはゲームをする場所だ。まず100ヤード飛ばせば、そのホールの数字でのオン(この場合は4打でオン)が可能になり、ゲームをすることができる」という言葉を思い出し、それを実践しようと試みたわけです。

 しかし、距離を出そうと力んで、振りも大きくなって、スムーズなスイングができませんでした。それでもその後は、「ホールの数字オン」するホールが数ホールあり、寄せワンも1ホールあり、ボギーであがれました。

 しかし、ロングホールでは8打と9打を叩きました。パットは4パットはありませんでしたが、3パットが多かったです。

 正治さんから「ゴルファーの実力はロングホールで決まる。ロングホールをダブルボギーで止めるゴルフをするように」と言われました。

 今回、ティショットはユーティリティと7番アイアンの2本でプレーしましたが、3W、5W、7Wも練習して飛距離を伸ばし、ミート率も上げていこうと次の目標を決めました。 

                            (次週に続く)

文●久富章嗣 編集●島田一郎(書斎のゴルフSTAFF)

※このたび、久富さんのドリルを集めた本『月3回の練習で100を切る!久富ゴルフ・レッスンブック』の電子版がアマゾンより発売されました。オールカラーの改訂版です。『百打一郎と申します!』がよりわかりやすくなること請け合いです。

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